大黒屋村上夫妻
今回の生産者紹介は、大黒屋村上夫妻です。
はまなすでは最年少のご夫婦です。
震災前は弟さん夫婦と、お米と大豆とその加工品を作っていました。
小友の水合いがあった田んぼを大規模にやっていた大黒屋さんですが、震災では倉庫、米、機械等たくさんの津波の被害を受けました。
残った畑と、豆腐工場と、組合でやっている加工場と、「ドン」(ポンポン菓子・パンパン菓子とも言う。いわゆる膨化食品(ぼうかしょくひん)で、米等の穀物に圧力をかけで介抱し膨らませた駄菓子の一種) の加工場を生かして、はまなす他、多数の直売所に出荷して います。
大黒屋どん菓子、とうふ、おから、味噌は人気です。どん菓子は、実演営業もやっています。
一番の売りはママさんバレー選手のお母さん。
はまなすの 名物です。
お父さんとの息もぴったり、「夫婦漫才」のようです。
こんな元気な2人ですが、この震災の津波で一番下のめんこい中学生の末っ 子の男の子を亡くしました。
あの日は、卒業式前日、野球部の彼は仲間8人と先輩へのプレゼントを買いに出かけ被害にあいました。
そんなやさしい彼を亡くし失意の 中、ばあちゃんと3人、立ち上がる大黒屋さんです。
※写真はHELPTakataさんの提供です